2009年02月02日

振り飛車の危機

将棋の初心者が3分でわかる藤井システム講座


第2回 振り飛車の危機



こんにちは。
新しく、激しい将棋が好きな飛竜です。



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第一回目の講座は、
居玉で未完成の居飛穴(居飛車穴熊)を
攻めるのが藤井システムの基本ということでした。





さて、今回は、藤井システム登場となった
背景を説明しましょう。



藤井システム登場の背景には
振り飛車の危機があります。



歴史上、振り飛車の危機は
二回ありました。



振り飛車の歴史は大変古いです。



一番古い将棋の譜面は1587年、家忠日記にあります。
それが中飛車対居飛車なのです。




その後、振り飛車は明治時代から昭和初期まで
あまり指されなくなりました。




江戸時代末、棋聖天野宗歩等による振り飛車対策が
進化したためです。

▲7六歩、▲6六歩と角道を止める振り飛車は
消極的と見なされたのです。
これが振り飛車の最初の危機。




しかし、昭和の時代に入ると、
振り飛車が再び指されるようになります。


プロ棋士の故大野源一九段や
同じ木見一門で兄弟子大野九段の影響を受けた
故升田幸三実力制第四代名人、
故大山康晴十五世名人が振り飛車を
指すようになったからです。


こういった実力のあるプロは
反発力のある振り飛車を指しました。


すると、プロ、アマ共に振り飛車を指す人が増えて、
振り飛車は勢力を挽回しました。




ところが、再び危機が振り飛車に訪れるのです。
それは居飛穴(居飛車穴熊)の登場です。


居飛穴(居飛車穴熊)は江戸時代からあった戦法です。


故升田幸三実力制第四代名人が名人戦で
大山康晴十五世名人相手に居飛穴(居飛車穴熊)を
指したこともあります。



しかし、居飛穴(居飛車穴熊)は
主流戦法にはなかなかなりませんでした。



陣形の駒のバランスが
悪いと思われていたからです。



居飛穴(居飛車穴熊)は玉を穴熊に囲うと、
後は飛車角を場合によっては
きって攻めます。

居飛穴(居飛車穴熊)を指していては、
将棋が荒っぽくなって、
強くなれないと
考えられていたようです。


そのような考えに反発したのが
プロの田中寅彦九段でした。

昭和51年、田中九段はプロになると、
居飛穴(居飛車穴熊)で連戦連勝しました。


「堅い、攻めてる、切れない」は
居飛穴(居飛車穴熊)の勝ち方を示す
キャッチフレーズです。


「堅い」というのは
居飛穴(居飛車穴熊)の玉の囲いが
(振り飛車の玉の囲いより)かたい
という意味です。

居飛車穴熊の玉は戦いの場から遠いので、
これを「居飛穴の遠さ」ともいいます。



そして、田中九段は居飛穴(居飛車穴熊)の講座を
雑誌に連載したり本を書いたりしました。


たちまち、プロで居飛穴(居飛車穴熊)を
採用する人が激増しました。



そして、毎年、居飛穴(居飛車穴熊)の勝率が
6割前後にもなったのです。
これはとても高い勝率です。




その結果、プロで振り飛車を捨てて
居飛車を指す人が続出しました。



アマチュアでも
事情は同じだったでしょう。



プロで振り飛車党にとどまったのは
故大山康晴十五世名人など限られた人たちだけでした。



1970年代後半から90年代初め、
居飛穴(居飛車穴熊)の猛威によって
振り飛車が追い詰められました。



これが振り飛車の二度目の危機です。





藤井システムは、
居飛穴(居飛車穴熊)への対策として
考え出されたのです。




次回は藤井システムの根本的考え方についてです。
明日、2月3日に更新します。


最後までお読みくださりありがとうございました。敬意をこめて。



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posted by 飛龍 at 00:00| Comment(2) | 藤井システム講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今までの流れが全然わからなかったので
とっても勉強になりますね。

次回も楽しみにしてます^^
えいっ
Posted by 将棋・将棋動画のブログ@はむ at 2009年02月02日 15:43
どうもご訪問ありがとうございます。
励みになります。
これから佳境に入ります。
明日の第3回はポイントの一つです。
Posted by 飛竜 at 2009年02月02日 20:29
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