2009年02月05日

居玉を含む3つの玉の囲い

将棋初心者が3分でわかる藤井システム講座




第六回 藤井システムの特徴 居玉で攻める ―玉の囲いの3つの可能性―




こんにちは。
新しく、激しい将棋が好きな飛竜です。



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前回は藤井システムの指し方の特徴の一つ、
「序盤の早い段階での端歩突き」
を説明しました。



序盤の早い段階の端歩突きには、出方を見る、玉のふところを広げる、
攻撃の拠点、両取りを防ぐという目的があります。
 


今回は、藤井システムの玉の囲い方、
三つの場合について説明します。
 

5、玉の三つの囲い、14.gif



「居玉はさけよ」という格言があります。
居玉だと玉がうすくて
強い戦いがしにくいのです。


それに、王手飛車取りという筋に
はまる場合も少なくありません。


だから、居玉ではなくて、
玉を囲ってから戦いを始めなさいと
格言は言っています。



藤井システムの基本は
居玉で居飛車穴熊を攻めます。
しかも、それで勝つ場合が少なくありません。



格言は間違っているのでしょうか。
格言は正しい場合が多いけれども、
絶対ではありません。




藤井システムの根本の考え方を
思い出してください。


根本の考え方は、
「戦いが始まったとき、
振り飛車側の玉の囲いが
居飛車の玉の囲いに堅さ争いで負けない」でしたね。



そして、玉と金銀が離れている
未完成の居飛車穴熊の一瞬の隙をついて
振り飛車側が攻めるのが
藤井システムの基本の指し方です。


玉と金銀が離れている居飛車穴熊より
居玉の方が堅いと判断します。



これは「居玉は避けよ」という格言の例外なのです。


藤井システムはつねに、
「相対的な玉の堅さ」ということを
第一の基本にします。



玉を囲うかどうかは
本質的なことではないと考えます。


だから、居飛車の玉の囲いより固いと判断すれば
居玉でも攻める場合があります。





それから、藤井システムでは
急戦で居飛車穴熊を攻める場合、
1筋から4筋が主戦場になります。


玉を美濃囲いにするために
2八へ移動すると、
争点に近づいて
かえって危険です。


居玉の方が争点から遠ざかっていて、
安全です。






ここで注意してほしいのは、
藤井システムは居玉でなければならない
というわけではないということです。



居飛車側が舟囲いで急戦の場合、
振り飛車が居玉だと、
振り飛車側が負けてしまいます。


それは、居玉より舟囲いの方が堅いからです。


居飛車が舟囲いの場合、
振り飛車は美濃囲いに囲う。


どんな場合でも、どちらが玉の囲いが堅いかという、
相対的な玉の堅さという点を最優先して考えています。



藤井システムは居玉も美濃囲いに玉を囲うことにも、
どちらにもこだわらない戦法といえます。



ここまで、振り飛車側の居玉、美濃囲いという
二つの場合について話しました。
これまでの講座のまとめでした。



今日は最初に、玉の囲いの三つの場合について
話すと言いました。




藤井システムの玉の囲い方の
もう一つの場合とは何でしょうか?  



それは玉を左に囲うという場合です。
藤井システムは四間飛車です。



しかし、展開によっては6筋に振った飛車を
1筋〜4筋に移動させる場合があります。
その場合、玉は盤の左の方に囲います。


なぜなら、盤面の右半分が戦場だから、
玉を右に囲うと戦場に近づいてかえって危険からです。


それに、玉が飛車の近くにいることになるから、
「玉飛接近すべからず」という格言にも
反することになります。



玉と飛車が近くにいるとなぜよくないかというと、
玉の守りがむずかしいからです。


飛車は攻めの駒だから、
玉がその近くにいると
戦いに巻き込まれてしまう可能性が高い。


飛車は玉の守り駒としては不十分だから
玉が薄くなります。


だから、玉と飛車は接近させない方がいいのです。

そこで、藤井システムは飛車を1筋〜4筋に移動させて使う場合、
玉は左の方に囲うことになります。
これまでにない指し回しです。



その場合、雁木という囲いになる場合が多い。
雁木は6七銀7八金5八金の構えです。
玉の位置は7九玉か8八玉です。



今日の講座をまとめると、
藤井システムは「相対的な玉の堅さ」を最優先で考え、
戦いが始まったとき、
振り飛車が居飛車に玉の堅さで負けない
ということに注意しています。
そこで、藤井システムの玉の囲い方には
相手の出方によって次の3通りあります。


1.居飛車が穴熊に囲おうとする場合、振り飛車は居玉で攻める。

2.居飛車が舟囲いで急戦の場合、振り飛車は美濃囲いに囲う。

3.振り飛車が飛車を1筋〜4筋に振り戻す場合、玉を左に移動して雁木に囲う。



次回の講座は「藤井システムの特徴のその3、右銀と右桂の攻めへの活用」。

明日、2月6日に更新予定です。
お楽しみに。 



最後までお読みくださりありがとうございました。
敬意をこめて。




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