2009年02月08日

急戦

将棋初心者が3分でわかる藤井システム講座




第8回 居飛車側の藤井システムへの対応(2) 急戦



こんにちは。
新しく、激しい将棋が好きな飛竜です。



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前回の復習をしておきましょう。


藤井システムで居飛車側は従来のように
一直線に穴熊に囲いにくくなりました。


その理由は振り飛車側の角の効きのラインに
居飛車側の玉が入って、危険になるからです。


そこで、居飛車側の対策として、
角の効きのラインに入らないように
玉を囲うという対策が考え出されました。
それがミレニアムです。


ミレニアムは玉の位置が8九で、
桂馬は▲7七に跳ね、
玉の周囲に金銀を
配置する囲い方です。





さて、今回は、居飛車側の藤井システムへの対策の2回目として、
急戦を取り上げます。



振り飛車への急戦には
棒銀、斜め棒銀などがあります。



居飛車側が棒銀の場合、
振り飛車側は玉を居玉にするのではなくて、
6二から7一、8二と移動させて、
美濃囲いにして、戦うことになります。

居飛車は棒銀など急戦の場合、
下図のように、3六歩と突きます。
090402居飛車急戦のかまえ36歩11.gif


それに対して、振り飛車は居玉を避けて、
美濃囲いにするために
下図のように、6二玉とします。
「3六歩には6二玉」です。
090402居飛車急戦の構え36歩に対し62玉11.gif

要するに、従来の指し方に戻るというわけです。
これはほぼ互角の戦いになります。
プロ棋界では現在振り飛車に対して
棒銀を採用する人は少数派です。



というのも、近年、振り飛車側の棒銀対策が
段々進歩したためです。



藤井システムの基本は、居飛車側が穴熊に囲ってきたら、
居玉で急戦をしかけて、攻めつぶす、でしたね。


居玉なのは争点から遠ざかって、
かえってその方が玉が安全だからです。



そのため、ぎりぎりまで居玉でがんばります。



それに対して、居玉なら急戦を仕掛けようという
居飛車側の考え方は自然な発想です。



そこで、居飛車側は▲5七銀とした後、
急戦の第一歩として、居飛車側は▲3六歩と突きます。



それに対しては、振り飛車側は6二玉と玉を移動させて囲います。
居玉では争点に近く、
また、居玉より居飛車の舟囲いの方が堅いので、
戦いが不利になります。

20090202 藤井システム、斜め棒銀急戦62玉11.gif





それでも、居飛車側は▲3五歩と仕掛けて、急戦にします。
振り飛車側は同歩と応じ、居飛車の▲4六銀の進出に対して、
△4五歩と突いて反撃し、
先手の▲3三角成り△同桂と取っておきます。

20090202 藤井システム、斜め棒銀急戦同桂11.gif


4六の銀が▲3五銀と進出すると、
△3四歩と打ちます。



居飛車側に逆に▲3四歩と打たれるのを防ぐためです。
居飛車側が▲同銀なら△4六歩とします。



また、▲4六歩の代わりに、
▲2四歩なら同歩、▲同銀とします。

20090202 藤井システム、斜め棒銀急戦24同銀11.gif


次に、振り飛車側は△4六歩として、飛車をさばきます。
 


このように、最初、居飛車側の急戦に対して、
振り飛車側も反発する分かれとなりました。



しかし、システム側が3二銀のままだと、
戦いになったとき、銀が遊んだままになりやすい。


それで、振り飛車側は3二銀ではなくて、
4三銀の形にします。



これだと、4三銀と5二金の駒の連携がよく、
4三銀が△5四銀と進出するなど発展性が豊かです。
システム側は4三銀の形が多くなりました。



それに対して、居飛車側はさらに工夫をして、
▲5七銀の後、▲3六歩と突きます。



振り飛車側が居玉をさけて△6二玉とするのに対して、
▲3五歩と開戦します。


振り飛車は△3二飛車と争点に飛車を回します。
そこで、居飛車側は▲4六歩と突き、
△5二金に対して、▲4五歩と突きかけます。

20090205藤井システム4七歩のたたき46歩11.gif

△3五歩に対して、▲4四歩と取り込みます。
△同銀は▲3四歩、△2二角から▲2四歩で飛車先を破られて、
振り飛車側が不利なので、
△3四銀とかわします。

20090205藤井システム4七歩のたたき34銀11.gif



そこで、居飛車は2八の飛車を4八にもってきます。
振り飛車は4筋に備えて、
飛車を4二に戻します。



居飛車は▲4六銀と出て、攻めをうかがいます。
そこで、振り飛車側は△4七歩と飛車先を叩いて、
様子を見るというような攻防が見られます。

20090205藤井システム4七歩のたたき47歩.gif



これは重要な手順です。



さて、今日のまとめ。
1.居飛車の棒銀作戦に対しては、振り飛車は玉の囲いを美濃囲いにして戦います。

2.遊び駒になる可能性の高い3二銀型の減少。

3.4三銀型に対して、居飛車は▲3五歩から、さらに▲4六歩、▲4五歩とする攻め方が考案されました。
  これに対しては、振り飛車側は、△4七歩とたたく手があります。



次回は、「居飛車側の藤井システムへの対応(3)穴熊」。

明日、2月9日更新予定です。
次回もお楽しみに。



最後までお読みくださりありがとうございました。
敬意をこめて。

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posted by 飛龍 at 00:00| Comment(2) | 藤井システム講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ
棋王戦、始まりましたね〜

僕は棋力がないのでコメント頼りでしか
形勢判断できないのがツライとこです

勉強しなくては
ではでは
Posted by 将棋・将棋動画のブログ@はむ at 2009年02月08日 19:46
こんばんわ。
棋王戦、激戦で面白かったですね。
佐藤棋聖と久保八段の将棋にこれからも
注目です。

Posted by 飛竜 at 2009年02月08日 21:00
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