2009年02月09日

穴熊

将棋の初心者が3分でわかる藤井システム講座





第9回 居飛車側の藤井システムへの対策 (3) 穴熊




こんにちは。
新しく、激しい将棋が好きな飛竜です。




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最初に、前回の復習です。 


居飛車側の藤井システムへの対策として、
▲3五歩と仕掛け、さらに▲4六歩から▲4五歩と歩を突く急戦策が考案されました。






今日は、居飛車側の対策の3番目として、
「穴熊」です。



元々、穴熊対策から出来た藤井システムの基本は、
自分の方は居玉で居飛車穴熊(居飛穴)を
飛角金銀桂香で攻める指し方です。


相手が穴熊を目指せば、
攻めつぶさなければなりません。



しかし、居飛車側も出来れば穴熊に囲いたい。
穴熊に囲えれば玉の堅さ、遠さで
振り飛車に対して優位に立つことができるからです。



従来のように、一目散に玉を穴熊に囲うのは
藤井システムの攻めにつぶされる可能性が高いので、
居飛車側も工夫をこらして、
穴熊を目指すことになります。


居飛車側には穴熊の3つの工夫した囲い方があります。



まず、いったん急戦と見せかけて、
穴熊に囲うという方法があります。

藤井システム36歩急戦みせかけ穴熊36歩11.gif

居飛車側は序盤に舟囲いのときに3六歩と突いて、
急戦の仕掛けを見せます。


すると、居玉で急戦を仕掛けられると、
舟囲いの方が居玉よりも堅いので
振り飛車は不利になり戦えません。

藤井システム36歩見せ掛け急戦穴熊62玉11.gif

藤井システム側は玉を6二玉、7一玉、8二玉と移動させて、
美濃囲いに囲わざるをえません。

藤井システム99玉36歩急戦見せかけ穴熊11.gif


居飛車側はそれを見て、
玉を8八から9九へ移動させて
穴熊に囲います。



しかし、これに対しては、振り飛車側は3二に飛車を移動させて、
△3五歩と突いて、さらに4五の歩の突き出しから△4四角と開戦して、
居飛車側のスキをつくことになります。

20090202 藤井システム、陽動穴熊44角11.gif


次に、金銀を玉の周りに集結させて、
機を見て穴熊に囲うという方法もあります。



従来、玉を一目散に穴熊に囲うのは
▲9九玉の瞬間、金銀が離れ、
玉の守りが手薄になります。



藤井システムはそのスキをついて、
攻めつぶしていました。


そこで、その反省から、
居飛車側は玉と金銀が離れないようにしてから
玉を穴熊に囲うチャンスをうかがいます。



具体的には、8八玉、7八金、7七角、6七金、5七銀の形に組みます。
そして、それから▲9八香、▲9九玉のチャンスを見るのです。

20090202 藤井システム、金銀密集から穴熊85桂11.gif



この形なら、従来の囲い方の欠点はなく、
その形のままで戦いもできるので、
居飛車側も安心でき、
急戦、持久戦両方に対応できる陣形です。



藤井システム居飛車24歩桂馬跳ね阻止11.gif

三番目の穴熊に囲う方法として、
上図のように居飛車側が△2四歩と歩を突いて、
藤井システム側が▲2五桂と跳ねるのを阻止する指し方があります。

藤井システム24歩取り込み桂馬跳ね阻止11.gif

上図のように、振り飛車が▲2五歩と仕掛けて、
さらに▲2四歩と取り込んできてもそれに応ぜず、
まず、△1二香、△1一玉、△2二銀の囲いを優先させます。


20090222 藤井システム、居飛車23歩傷消し11.gif

上図のように、その後、△2四角と歩を取り返し、
△2三歩と打って、自陣の傷を消しつつ、
穴熊を完成させるという方法です。


この手順により、居飛車側が穴熊に囲えるようになりました。
すると、玉の囲いは、藤井システム側が居玉で
居飛車側が傷のない穴熊となるので、
玉の堅さでは振り飛車が
居飛車側に負けてしまいます。



この場合、玉の堅さが不利ならば、
戦いが互角でも結局は玉の堅さ争いで負ける
藤井システム側が不利なのです。



藤井システム側がこの穴熊の囲い方にどう対応しているかは
次回の講座で述べます。



今日の講座のまとめ。
藤井システムへの居飛車側の対策として、穴熊に工夫して囲う3つの囲い方が考案されました。


1.いったん▲3六歩と突いて急戦を匂わせ、藤井システム側に美濃囲いに囲わせてから、
  居飛車穴熊を目指す。
  藤井システム側は3六歩を目標にして飛車角をさばく。

2.玉の周りに金銀を集結させて、機を見て玉を穴熊に囲う囲い方がある。

3.まず、桂馬を跳ねるのを阻止して、藤井システム側の仕掛けに応ぜず、玉の囲いを優先させて、
  後に、自陣の傷を消す穴熊の囲い方。


次回は藤井システムの現状、
上記の最後の囲い方に対する
振り飛車側の対応についてです。



明日、2月10日に更新予定です。
では、次回の講座もお楽しみに。



最後までお読みくださりありがとうございました。
敬意をこめて。



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