2009年02月12日

結論、まとめ

第12回 藤井システム講座、結論、まとめ


こんにちは。
新しく、激しい将棋が好きな飛竜です。



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今日はこれまで11回あった講座のまとめをしてみましょう。


 第1回 藤井システムとは何か?
1.藤井システムの基本は、自玉は居玉で未完成の居飛車穴熊を
  飛車角銀桂香で攻める四間飛車の急戦である。



第2回 振り飛車の危機
1.藤井システムは猛威をふるった居飛車穴熊対策として考案された。



第3回 藤井システムを生み出した根本的考え方
1.相対的な玉の堅さを常に念頭に置き、
  戦いが始まったとき、
  振り飛車側の玉の囲いが
  居飛車側の玉の囲いに
  堅さ負けないことを
  最優先させるのが
  藤井システムの根本的な考え方である。



第4回 藤井システムの特徴 (1)序盤の早い段階での端歩突き
藤井システムの早い段階での端歩突きには次のような意図がある。
1.居飛車側の出方(作戦)を見る。
2.振り飛車側の玉のふところを広げる。
3.居飛車穴熊の攻撃の拠点になる。
4.居飛車側の角による両取りを防ぐ。



第5回 藤井システムの特徴 居玉で攻める ―玉の囲いの3つの可能性―
1.居飛車が穴熊に囲おうとする場合、振り飛車は居玉で攻める。

2.居飛車が舟囲いで急戦の場合、振り飛車は美濃囲いに囲う。

3.振り飛車が飛車を1筋〜4筋に移動させて使う場合、
  玉を左に移動して雁木に囲う。



第6回 藤井システムの特徴 超攻撃的布陣、右銀、右桂の攻撃への参加
1.藤井システムでは早い段階で右桂をはねて、
  居飛車穴熊をけん制したり、攻撃したりする。

2.藤井システムでは従来守りの駒だった右の銀を
  攻め駒として戦線に進出させて、
  位をとり攻めの厚みを築く場合がある。



第7回 居飛車側の藤井システムへの対応(1) ミレニアム
1.藤井システムの攻撃のかなめの角のラインを避けるために、
  8九に玉を置き、その周囲に金銀を配置するミレニアムという
  囲い方が考案された。




第8回 居飛車側の藤井システムへの対応(1) 急戦
1.居飛車の棒銀作戦に対しては、振り飛車は玉の囲いを美濃囲いにして戦う。

2.4三銀型に対して、
  居飛車は▲3五歩から、さらに▲4六歩、▲4五歩とする
  攻め方が考案された。
  これに対しては、振り飛車側は、
  △4七歩と飛車先をたたく手がある。




第9回 居飛車側の藤井システムへの対応(2) 居飛車穴熊
藤井システムへの居飛車側の対策として、
穴熊に工夫して囲う3つの囲い方が考案された。

1.いったん▲3六歩と突いて、
  藤井システム側に美濃囲いに囲わせてから、
  居飛車穴熊を目指す。
  藤井システム側は3六歩を目標にして
  飛車角をさばく。

2.玉の周りに金銀を集結させて、
  機を見て玉を穴熊に囲う囲い方がある。

3.まず、桂馬を跳ねるのを阻止して、
  藤井システム側の仕掛けに応ぜず、
  玉の囲いを優先させて、
  後に、自陣の傷を消し穴熊を完成させる。



第10回 藤井システムの現状
1.居飛車側の急戦、持久戦の対策の進歩で
  プロアマ棋界において四間飛車の採用率が減少した。

2.居飛車側の対策への四間飛車側の対応としては、
  急戦策に対しては△4七歩という室岡新手がある。

3.あくまで穴熊に囲う持久戦策に対して、
  振り飛車側は▲2五歩の後、すぐに▲2四歩と取り込まず、
  他に戦線拡大して一番よい時期を見て、
  ▲2四歩と取り込む指し方が考えられる。
  そして、△2三歩と居飛車穴熊側に傷を消される前に、
  敵の打ちたいところへ打てと、
  振り飛車側から▲2三歩と叩いて、
  居飛車穴熊の陣形を乱す手段が
  状況によってあるかもしれない。



第11回 藤井システムが現代将棋に及ぼした影響
1.藤井システムは従来の常識を破る新しさがあり、
  その新しさが他の新しい戦法、指し方を直接、間接に誘発した。

2.藤井システムの登場により序盤も重視される姿勢が
  将棋界に生じた。

3.藤井システムによって相振り飛車の戦型が増えた。

4.藤井システムは、特に序盤、「自分で考えて将棋を指す楽しみ」を再発見した。
  その結果、現代将棋は力戦形が増えた。




ここで従来の四間飛車の指し方と
藤井システムの指し方を比較すると
次のような表になります。




新旧の指し方の相違点

1.序盤の認識
  藤井システム   序盤を中盤、終盤と同程度に重視。
  序盤でも相手にスキがあれば攻める。

  従来の指し方    序盤より中終盤を重視。
  序盤は美濃囲いに玉を囲うまではだれが指しても同じ。


2.序盤の指し手を構成する主なアイデア
  藤井システム  飛車を振る+端歩を突いて相手の出方を見る+相手の出方により玉の囲い方を
  3通り(居玉、盤の右に囲う、左に囲う)の中から決める

  従来の指し方  飛車を振る+玉を囲う。



3.玉の囲い方
  藤井システム 相手の出方により三通りの場合に分かれる。
  (従来通り玉を盤の右に囲う、居玉、飛車を振り戻して玉を盤の左に囲う)

  従来の指し方 玉を盤の右に囲う。
  (美濃囲い、高美濃、銀冠、穴熊など)



4.玉の囲いの堅さの見方
  藤井システム  序盤から相対的な玉の囲いの堅さを大前提に考える。
  玉を囲うことにも囲わないことにもこだわらない。
  (居飛穴には居玉で攻めよ)

  従来の指し方 序盤は絶対的玉の囲いの堅さを優先的に考える。
  玉を必ず美濃囲いに囲う。
  (居玉はさけよ)






5.戦法の持つ可能性
  藤井システム 振り飛車と居飛車の可能性を併せ持つ。

  従来の指し方 振り飛車の可能性のみを持つ。




6.指し方の概念
  藤井システム 積極的、先制攻撃、居飛車感覚の攻め、急戦、柔軟、臨機応変。

  従来の指し方 受身、軽いさばき、カウンターねらい。



明日は、藤井システム講座の番外編として、
藤井システムに関する棋書について、
著者名、タイトル、出版社などを
まとめた一覧を掲載します。




最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
敬意をこめて。


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